--- 京都アートカウンシル(KAC) ---
  アーティスト、経営者、会社員、主婦、学生など、ジャンル・世代・地域・人種を超えた多種多彩な人々が
  アートで京都を活性化する事を目指して繋がり、新しい「京都」を創造し、実践的な活動を展開する市民団体です。

KAC「しゃべり場」のページです。

KAC幹事、刈谷才次さんのご発案により生まれたこのコーナー。
第14期第12号(2011年5月号)に掲載された刈谷さんのご提案文です。
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私がカウンシルに入会したきっかけは「小米庵」があったころ、何度か出入りしているうちに「こんなサロン的な場所で酒でも飲みながらいろいろアート談義が出来ればいいな~」と思ったからでした。事務局では「小米庵」と同じような場所をつくることはできないかという話も出ましたが…。それはともかく、先日「桜まつり」の二次会で少々酒がまわったころ、ふと思い付いたのがこの「しゃべり場」的コーナー(会報掲載)のアイデアでした。周りに居た方々も賛同してくださり、つぎの新年度から是非やろうということになりました。言わば紙面上での「しゃべり場」ですね。
テーマとかは特に定めずに、できれば口語体のほうがいいかも知れません。思い付いたことを脈絡などあまり意識せずにどんどん言葉にしていく方が楽でいいかも知れません。(そのうちに素晴らしい鉱脈につながるイメージを発見できるかも…。)
進めるカタチとして「リレー形式」を考えています。6月は私が「染めの醍醐味」について喋ります。そして次の7月には私が喋って欲しい誰かに声をかけてゆきます。私が知りたい聞きたいことなどの希望を添えて声をかけるというのはどうでしょうか?(あくまで私の一案ですが)モチロン複数、自主投稿もよいのではないかと思います。他にも何かアイデアがあれば事務局幹事までご一報下さい。
15周年を記念しての写真付き「名簿作り」などいろいろなアイデアが出てきています。それぞれの会員が「どんな事を考え」「どんなテーマに取り組んでいるのか」とか、あるいは「創作上の秘密」などの話が出てくれば、いろんな意味で会員同士「顔の見える」きっかけとなるのではないでしょうか。ジャンルや仕事も異なる会員からどんどんオモシロイ話が出てくることを期待します。
(刈谷才次)
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記念すべき第1回は第15期第1号(2011年6月号)から。
著者はご提案者の刈谷さんです。以下、今まで毎号続いています。
KAC_WEBにも掲載しようとの事で第17期第1号(2013年6月号)から
掲載開始します。過去記事も追って掲載していきます。お楽しみに。

中田 ゆきみさん(2014年度新規入会)

第36回 第18期第5号(2014年11月号) 

へんてこ、汗かき、あわて者ですが、よろしくお願いします…/中田ゆきみ(第二日曜写生会)nakata_san
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京都アートカウンシルへ6月より入会しました、
第二日曜写生会の中田ゆきみと申します。
油彩から始め、最近はパステルと色鉛筆画を描いています。
第二日曜写生会とは、毎月第二日曜に集まり、京都を中心に
滋賀・奈良・大阪・兵庫等様々な所へスケッチに行き、交流と学習に励む会です。現在多方面に在住の会員数87名、初心者から団体・公募展出品者まで、分け隔てなしの自由な集まりです。
創立は1972年、『誰でも自由に絵を描き創造する楽しみを味わいたい』と言う動機から誕生しました。現在、創立者の後を受けて夫が代表を務め、私が運営のサポートをしています。結婚以来、ずっと写生会が身近に存在し、今や生活の1部と18-11_01.jpgなりました。年間スケジュールに沿ってまず現地で下見、トイレの確認…これは非常に重要な案件なのです。周辺に見当たらなければ、駅で借ります。トイレの話ばかりで恐縮ですが、観光地でない所のトイレは、有っても見るだに恐ろしい代物があるのです。でも、田舎の駅ほど親切で、気軽に改札を通してトイレを使わせてくれます。駅員さんと雑談をしたり、立ち寄った喫茶店で色々教えて貰ったりと、暗い方向へ向かいつつある日本でもまだまだ暖かい人達が多く居るものだと、ほっこりした気分で帰って来る事もしばしばあります。現地で写真を撮り、例会案内を編集・印刷して会員さんへ郵送すると言う作業を毎月繰り返しています。来し方40数年、色々な事があり、失敗も重ねましたが、運営の苦労の中にも数多くの出会いや発見があり、ひとつひとつ積み重ねて続けて行く事が重要だと実感しています。
特に昨年、京都アートカウンシルの取り組みとしての『京の路地裏美術館スケッチ会』へのお誘いを頂き、写生会のメンバーや周辺の方々に呼び掛けましたところ、多くの方々が参加され、吉象堂での作品展も盛況のうちに終了しました。11月でスケッチの日程は終了……ではなくて、いえいえ、来年の3月まで続きます。 
ギャラリーでの作品展も予定していますので、来年の芸術祭に向けてますます盛り上げて行きたいと思っています。皆様のご参加、お待ちしています。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
中田さん、ありがとうございました。第二日曜写生会と言えば初期に参加していた私にとっても本当に数多くの想い出があります。私たちが20代のころ、時代は高度成長期からバブル時代、血気盛んな個性の強いメンバーが沢山いましたね。その頃からず〜と続けられているというのは、本当に尊敬に値する活動だと思います。時代が変わり価値観も変化し、街や人がどんどん入れ変わっていくなかで、この様な集りを守っておられるということ自体に私は一つの安らぎと信頼感を覚えます。そしてこの度、京都アートカウンシルのスケッチ会にも大きな力として第二日曜写生会のメンバーに働きかけ参加して下さっています。スケッチするという行為はアーチストにとって、欠かすことの出来ない原点ですね。今後京都アートカウンシルの中でも中田さんのパワーとアイデアを発揮して下さる様期待しております。

前川 八洲男さん(2014年度新規入会)

第35回 第18期第4号(2014年10月号) 

古希直前の暴走!?/前川八洲男(高瀬川・四季AIR主宰)maekawa_san
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ことし3月、
高瀬川のほとり築80年の京町家をリノベーションして
アーティストが宿泊、創作活動もできる小さな画廊
「高瀬川・四季AIR」を開廊しました。電通在職中
「 花の万博」(大阪鶴見緑地1990)
「日仏アート・マルシェ」(大阪国際会議場2000-2004)に関わり、
たくさんのアーティストと懇意になりました。
リタイア後、イノダコーヒー本店前で「遊音ぎゃらり」を開廊するも
2年で撤退・・・その後
「音楽の祭日」01.jpg西木屋町通りに建つ静かな佇まいの民家です。
「大津京への道」等の市民グループ活動のかたわら、鹿ヶ谷・法然院
「土佐琵琶・黒田月水 月夜一夜の宴」(2004-2010)で
京都とのご縁は続きました。
四条河原町から徒歩7分、仏光寺公園まえ、
桜の枝が手に届き、サギも訪ねる「高瀬川・四季AIR」は
展覧会に加えコンサート、
達人夜話(みんぱく石毛直道氏)なども開催しています。02.jpg民家の味わいを活かした明るい室内です。大きな窓から高瀬川の水辺と桜の緑が・・・
また この夏から3つの京町家画廊が共同で新しいチャレンジを始めました。
六道参り「閻魔大王とこわい地獄図絵展」を8月開催、
そして2015年2月「京のひな祭り展」では参加アーティストを募集中です。
(四条室町・ちいさいおうち、綾小路ギャラリー武)
ことしは高瀬川・開削400年・・・
高瀬川彫刻展に永いおつきあい徳持耕一郎氏が
鉄筋彫刻で参加いただき「高瀬川・四季AIR」との連動、
発明家のNさんのご協力で夜の見せる展示を工夫します。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------03.jpg木屋町通りから。高瀬川の水と桜の向こうに。
しゃべり場・追記(刈谷才次)
前川さんありがとうございました。先日10月2日に「高瀬川四季AIR」を訪ねて、本当に素晴らしい空間づくりのなされたギャラリーだと思いました。とりわけ高瀬川側からのたっぷりとした外光が採り入れられ、展示作品が自然光に近い光で見られるのがすばらしいです。周りも静かで落ち着いた環境で鑑賞ができます。お話をいろいろさせて頂きましたが、すでに様々な企画がなされておりアイデアも豊富で、京都アートカウンシルに新風を巻き起こしていただけるのではないかと期待しています。

貴志 カスケさん(第17期 代表)

第34回 第17期第10号(2014年3月号) 

輝かしい伝統を継承し,世界に誇る美術館であるために/貴志カスケ(彫刻)
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輝かしい伝統を継承し,世界に誇る美術館であるために
〜創建80年目のイノベーション〜 −京都市美術館将来構想 中間まとめ− についての意見書

" 京都市美術館将来構想 中間まとめ " は、ばら色的な構想を並べ立ててはいるが、京都という地域の意義や特色を何ら語られず、また日本の文化状況と世界の状況を比較もせず一般的な美術館論を展開しているに過ぎない。まずは美術館の予算が足らないのは明白で、学芸員の数もさることながら、館長や学芸課長が嘱託である状況を「世界に誇る美術館であるために」と訴える前に改善してほしいものだ。そんな状況下での今回の「京都市美術館将来構想 中間まとめ」の本来の意図は最後のほうの一文に書かれている。
1. 京都市美術館の課題
4 文化芸術の発信拠点としての課題
京都市美術館は,京都の文化芸術の発展に大きな役割を担ってきたが,今後も,時代の変化に十分に対応し,世界的視野に立って京都の文化芸術を発信し,牽引することが求められている。また,文化芸術はもとより,文化芸術を基盤とした,ものづくり,観光,MICE(※)戦略,まちづくりなどにも,これまで以上に寄与できる余地がある。

2. 目指すべき方向性を実現するための具体的方策
4 日本の文化芸術を牽引し,世界の人々を魅了する美術館
(3) 世界に向けた発信力の強化と事業展開国内有数の文化・交流ゾーンである岡崎地域の総合案内機能や,観光・MICE戦略との連携について検討を行うとともに,世界に向けた情報発信の強化を行うべきである。

このように観光・MICE戦略に岡崎地域や美術館を組み込もうとした意図が見え隠れしている。
文化芸術のそのもの自体の発展のために文化的政策をするのではなくて観光・MICE戦略の手段として文化芸術を利用する、そんな為政者の浅はかな知恵が見えてくる。
日本の文化予算はフランスや韓国の国家予算の比率にして7,8分1しかない。このような状況に甘んじているのが日本人であり、その予算比率に何の疑問も持たない為政者である。文化予算が貧困なのは財政難という問題ではなくて国家の文化度の問題である。文化度の高い国は国家予算に占める文化予算の比率が高いのであろう。このような国家の文化観からは文化芸術の独自な発展を望むのではなくて、文化芸術に予算を多く取るのであればきちんと見返りが繰るような戦略を立てるのが望まれるのであろう。
「中間まとめ」ではカフェやレストランの情報がアンケートのグラフなどで示されていたのが目に付いた。京都市美術館にはレストラン、カフェをつくって市民にくつろいでいただきますとでも言いたげだ。いままで、敷地内にあったレストランアリーナではだめだったのか、京都市美術館にカフェ、レストランはなしという記述がされていたがレストランアリーナが代用をしていたのではなかったのか。アリーナは閉店したと聞いているが、交差点の角に観光・MICE戦略に基づいたカフェ、レストランができるということになるのだろうか。
いまの美術館は予算がない上に様々なことに十分な対応ができていないが、それでも頑張ってきていろんな取り組みをしてきて市民の信頼を得ているという涙ぐましい報告書になっている。
そのことに異議を唱えるつもりはないが、それでも苦言を言いたいのはもう少し作家や作品の立場にたった美術館であってほしいということだ。私は彫刻を造っていて、館を借りて展示をすることが多々あるが、あまりいいい想いをしたことがない。(重量物の搬入、水、釘、テープ等)

京都市に建つ美術館は他府県に建つものとコンセプト的に違ったものとならなければならない。なぜなら、京都は平安の時代に日本文化の礎ができた地であるからである。また日本文化の伝統を守ってきた地でもある。
一方、美術でいえば彫刻や油絵は明治になって日本に西洋からもたらされたものであり、現代アートは戦後アメリカからもたらされたものだ。先人の美術家達の多くはこれらの美術に圧倒され、影響を受け西洋の美術視観にならされて、いまや日本の基礎的な美術教育でさえ西洋的な教育である。このことは新たに西洋の遺伝子が注入されたと覚悟を決めなければならないところであるが、これら外国の影響を表面的に受けたとしても根本的に受けなかったのが日本画や工藝の世界である。京都市が力を入れて収集、展示、研究をすべき美術品は日本画や工芸品ではあるまいか。
現代美術館の必要性を説く委員もいたと聞くが、このような敷地で現代美術館をつくるのはいかがなものか、そもそも現代美術が館の中に展示されようとするならば、よほどの大きい空間がいるであろう。こじんまりした美術館でそこの展示に収まる程度の現代美術であればそれは偏った現代美術になりかねない。現代美術館は周りに広々とした空間が必要で、その空間の中でも展示出来るような美術館でないと意味がないであろう。そういう意味で直島や越後妻有での現代アートの展覧会が人気があるのは当然のように思う。そしてまた、作家の意思を最大限尊重して運営しないと現代アートは成立しない。今までの経験上、美術館の管理者が作家の意思を最大限尊重してくれるとは思われない。美術館の管理責任の関係で、館の管理下におかれた息苦しい現代アートになりかねない。そんな現代アートは笑止千万である。
作家の意思を最大限尊重してくれる美術館があれば、それは現代美術館でなくても作家にとっては非常にありがたい美術館である。そういう美術館になれば作家が世界に誇るであろう。
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岩重 圭子さん(2013年度新規入会)

第33回 第17期第9号(2014年2月号) 

初めまして/岩重圭子(彫刻)fujii_san
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はじめまして。先日の新年会で入会した岩重圭子と申します。
粘土、石膏で具象の彫刻を作っております。
自分独自の表現方法はまだ模索中ですが、
凛として色っぽいものを作っていきたいと思っております。
昨年は京都府立植物園での野外彫刻展、府庁展に出品し、
一般の方々にも見ていただける機会を得ました。
京都アートカウンシルのイベントには、
2013年夏の祇園小西でのうちわ展に初参加しました。
真っ白なうちわを受け取り、
構想に思いを馳せてそしてお買い上げいただいたとき、iwashige04.jpg
誰かが喜んでくれるものを作る嬉しさを知りました。
他にはステンドグラス製作や手作りパンの教師などもしております。
まだまだこれから発展途上な私ですが、好奇心は人一倍。
京都アートカウンシルという素敵なお仲間と活躍の場所をいただき、
ぜひ一歩進んだ私になりたいと思っております。
楽しいことへのお誘い大好きです。
諸先輩方、どうぞこれからよろしくお願いいたします!
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小森 文雄さん(2013年度新規入会)

第32回 第17期第8号(2014年1月号) 

水墨は日吉が丘の・・・/小森文雄(水墨画)fujii_san
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新会員の小森文雄です。
水墨は日吉が丘の日本画を出てすぐに始めました。
下鴨に住む村田一径先生に三年ほど習いました。
先生は川合玉堂の最後の弟子です。風貌もすべて玉堂でした。
先生が亡くなられたので次は大野毅先生に師事しました。
先生は着物の図案を常に描いておられましたが「運筆ではなく物を見て描くこと」を教えていただきました。この二人の先生の教えによって小森風の基礎が出来たと思います。
しかしその前に、日吉の日本画の先生:天野大虹先生、詩人でもある天野隆一さんの言葉が、私に大きな影響を与えました。小森さん襖絵.jpg写真提供:山懐庵絵に向かう時に一番大切な心の持ち方、人生の在り方:哲学を習ったように思います。
これからもスケッチを大切に、心で描くような作画が出来たら良いのにと思っています。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
小森さんさんありがとうございました。
川合玉堂は私も好きな画家の一人で玉堂の描く山の木立や川の風景は何度見ても飽きない味わいを持っている思います。小森さんは謂わば川合玉堂の孫弟子にあたるのですね。村田一径先生が当時どのようなことを語られていたのか詳しくお聞きしてみたい気がします。

いまい みやこ さん(2013年度新規入会)

第31回 第17期第7号(2013年12月号) 

ずっと絵を描きたいと思っていました・・・/いまい みやこ(水彩画家)
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ずっと絵を描きたいと思っていました。
そう思ったのは、幼稚園に行く前だったのか、中学生の頃だったのか。ぼんやりと心の奥で、いつか自由に時間が使えるようになったら、絵を描こうと。
大学を出て、パソコンが出る前に事務計算ソフトのプログラマーだった社会人一年生の頃、こんなに明けても暮れてもコンピューター言語と格闘するなら、むしろ絵を描きたいと。
結婚して子育てしながら絵を習おうと思う間もなく、身体を壊して子連れシングルに。幼子と二人で生活するので精一杯の日々を過ごしながら、いつか絵を描こうと思った。
子供が大学へ進学した時にやっと水彩画を始めて、数年後、京都の街かどのスケッチを始めて試行錯誤を繰り返しながら描き続けてきた。fujii_san若いころデッサン力だけは自信があったのに、50近くになってからでは、綺麗な線が描けない、目が見えない。なぜもっと早くから描かなかったのかと後悔しながら、描きたい理想と現実のギャップに苦笑しながらも続けていると、自然に友達が増えてきて世界が広がってくる。
小さな手作り市で絵葉書を売るようになってから、買いに来られた方との交流、絵描き仲間からの誘い、やめた会社や学生時代の友人からの応援。絵を描きはじめてから楽しい時間が開けて、京都アートカウンシルの素晴らしい皆様と出会う事ができました。まだまだ修行中ですが、絵葉書作家として京都の風景を心に残すような絵を描きたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
いまいさん、ありがとうございました。 
絵を描き始めるようになったきっかけや思い出は、ほんとうに人それぞれだと思いますが、記憶を辿ってみると感慨深いものがあります。それは変わることのない原点であり、大切にしていきたいと思います。また色々なジャンルの人たちの話も聞いてみたい気がします。「絵を描くようになったのは・・・」とか「アートに魅せられるようになったのは・・・」とかいったタイトルで「しゃべり場」特集もまた考えてみます。

宗 由美子さん(2013年度新規入会)

第30回 第17期第6号(2013年11月号) 

よろしくお願いします。/宗由美子(アーティスト)
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京都アートカウンシル会員の皆さま、初めまして(初めましてではない方もいらっしゃいますが ^-^;)。
このたびご縁をいただきました。どうぞよろしくお願いします。
京都で生まれ育って、あっという間に結構な年月が過ぎて自分でも驚いている今日この頃です。京都アートカウンシルの皆さんにもご縁があるかと思いますが、現在、京都芸術センターになっているところにあった、明倫小学校を卒業しました。5年ほど前から、実家の隣の古い町家を改装して、弟夫婦とアンティークとハンドメイドの作品を扱う雑貨店もしています。(「Ichigo」といいます。フェイスブックにページがあります。)ハンドメイドの作品は、随時委託作品を募集していますので、興味のある方はぜひご一報ください。
小学生の時に「お習字」からスタートして、現在は「書道」とか「書」というfujii_san
枠組みにこだわらない表現活動をしています。また、作品を通して海外の作家さん達と交流する機会も大切にしています。特に、韓国・朝鮮半島の人達とは、過去の歴史を踏まえた上で未来に向けた交流をしていきたいと思っています。
京都アートカウンシルの皆さんと、楽しく面白いことが沢山できると嬉しいなぁと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
宗さん、ありがとうございました。 
京都アートカウンシルは今年で17期めとなります。その間、社会情勢も少なからず変化し、価値観も変わってきました。いま一つの転換期にさしかかっているといってもよいでしょう。京都アートカウンシルの有り様も色々な意味で変わりつつあると思います。ただ変わらないのは、いづれにしても共に関わり合い、共に行動に移していくことによって初めて何かが産まれてくるということだと思います。このしゃべり場のコーナーもそういった意味でのキッカケの場として利用していただけたらと考えます。よろしくお願いいたします。

上田 久代さん(2013年度新規入会)

第29回 第17期第5号(2013年10月号) 

皆様こんにちは。上田久代です。/上田久代(仏画、日本画)
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この度京都アートカウンシルの仲間に入れて頂きました上田久代です。
宜しくお願い致します。
藤森哲朗先生を通じて会の内容や会の何人かの方々のお顔は存じていましたが、
皆様個人的に活躍されて個性的で素敵な方々で私も皆様から何か刺激を頂きたく、
このほど会に入会させて頂くことになりました。
たくさんの行事に少しでも参加できたら幸いです。
京都に来られる口実がまたひとつ増えました\(^o^)/
これからも宜しくお願い致します。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
上田さんありがとうございました。今後の活動参加に期待します。fujii_san京都アートカウンシルは会員の皆さんの積極的な参加によって、はじめていきいきとした活動となってゆきます。会員ひとりひとりがそれぞれの立場で、京都アートカウンシルという場をかりて、アートと社会を結びつける「コーディネイター」的役割を何らかのカタチで担うことが出来れば、と考えます。「京の路地裏美術館」構想もそういったネライで進めています。多くのご参加をお願い致します。

刈谷 才次さん

第28回 第17期第4号(2013年9月号) 

水墨画家:小森文雄の作品を見る(山懐庵ARTIST IN RESIDENCEにて)/刈谷才次(染色アート)

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私にとって小森文雄氏の水墨画は、以前から心に残っている作品群の一つである。作品のユニークさは勿論であるが、その制作プロセスを私なりに想像し、推測することをいつも楽しみにしている。
このたび第4回「山懐庵 ARTIST IN RESIDENCE」に出られるというので、これは良いチャンスだと思い山懐庵を訪ねた。
8月23日その日は曇り日で、それまで続いていた酷暑から少し開放されたような心地よい日であった。山懐庵の大広間に入ると小森氏は、一枚の襖に数匹の蛙を描いているところで、傍らには何十匹という蛙のスケッチの紙片が置かれていた。おそらくこの山懐庵の周辺で描かれた「蛙たち」であろう。一点一点の描写がとても興味深い。非常に細密に描かれたものもあれば、蛙の足の動きや造りを確かめるかのように、その部分を強調して描かれたものもある。fujii_san
その中の一匹に私は注目した。ほとんどリンカクしか描かれていないのに他のどの蛙たちよりも存在感がある。遠くを見つめているような、物思いに耽っているような、何かしら人格化されたものを感じる。無論このイメージは私の勝手な想像であるが、小森氏の産み出すフォルムに私はいつも「人間的な」もの感じてしまうのだ。それが草や木であっても同じである。
その後、私が近くを散策して帰ってくると、小森氏は今度は数個の「小石たち」を描いていた。襖の中央あたりに丸い円形の中に納まるかのように色々な向きをして置かれている。この余白をこの先どの様に描いていくのか・・。「描くこと」と「残すこと」あるいは「描かないこと」と言っても良いだろうか。
水墨画を見るときの醍醐味の一つは、この相反する行為から生まれる「静」と「動」「濃淡」「緊張と緩和」などのバランスを味わう事だと私は思っている。この「蛙たち」と「小石たち」がどのように完結するのか楽しみである。 制作時間が終わるころ、山懐庵の主:北村さんの奏でるピアノ「月光」(だったと思う)が聴こえてきた。なんと贅沢な一日だったであろうか。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
作品について言葉で表現することの難しさをあらためて感じました。
言葉は常に、ある限定をしながら先に進めてゆかねばならないのに、造形物の持っているニュアンスのほんの一部しか伝えることが出来ません。ただ、それを敢えて試みていくプロセスの中で、不思議と何処かで感じていたイメージがよりはっきりとしたカタチで表に出てくることも確かです。この経験は自らが制作していくときにも何か役に立つ営みだと思います。言葉で限定することにより、自らの曖昧さが浮き彫りになったり、足踏みしていた時点から前に進めるきっかけになったりします。
「しゃべり場」の目的もそういったところにあると思います。

休載しました。

第17期第3号(2013年8月号) 

休載しました。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
最近なかなか原稿を集められず苦慮しています。今まで投稿してくださった方でも、何度でもドンドン喋っていただきたいと思います。それと作品作りやアートの話がもっともっと出てきてもよいのではないかと思うのですが・・・。今まで「しゃべり場」については、テーマを設けて募ってみたらという意見がありました。そこで次回9月号のために、「私の感動した作品」というタイトルで原稿を募集したいと思います。こぞって投稿よろしくお願いいたします。
9月号テーマ:「私の感動した作品」

岡田 毅さん

第27回 第17期第2号(2013年7月号) 

ねこの話/岡田 毅(平面、雑学)
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半年ほど前、一組のネコ家族が子猫を2匹連れてきて、置いて帰った。
やむなく面倒をみていたら、ご近所のおじさんから猛烈な抗議電話が入り、
その内容は「おまえが野良猫にえさをやるから、近所が迷惑している。
親ねこが子猫を俺の庭に連れてきてウンコの始末の仕方を教えて居る 云々。」
ということで、もう、その方の精神状態が壊れるのではないかと思われて
やむなく一匹つかまえてつれて市役所へていった。
もう一匹は数キロ離れたお寺に持参した。
というのも市役所での動物の受け取りは週一回午前9時から10時なので、
この条件に合わせるのが大変なのだ。
かくして、件のおじさんに、かくかく始末いたしましたと報告して、一件落着。
かと思っていたら、かの夫婦ネコが連日表れ、
こちらの顔を見、室内をながめた、ニャーという。
おまえさん、俺たちの子供をどこえやった?とでもいうように、、。
で2ヶ月余り過ぎた夕方、見慣れた子猫が庭に現れ、しげしげとそこらを眺めているではないか。
それから2~3日消えていたが今度は親父ネコと一緒に表れスリスリニャンニャんと居着いてしまった。
我が家には元々巨大ネコがいるのだが、いっこうに気にせず、
そのうち部屋に上がり込み家猫の残飯をたいらげ、座布団でごろ寝をする始末。
一方、親猫たちは時々表れ、夕方には子猫を連れ出して、どこかに消える。
見ていると、母ネコはモンスターママ系らしく、しかもヒステリック、
父親は黙って見ているタイプで、どこかのご家庭に似ているかも、、
などと観察していますが、こんな話、珍しく無いのでしょうか?
ちなみに、かのネコ嫌いおじさんからは、その後、なんのリアクションもありません。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
岡田さんありがとうございました。日ごろ発表されている作品のイメージ(現代社会の歪みを鋭く表現:私の感想)とは違って、優しくホンノリマッタリ感のある「ネコの話」でした。それともネコの姿を借りて今日の社会の一景をお話されたのでしょうか。

藤井 努さん

第26回 第17期第1号(2013年6月号) 

京都アートカウンシルの風景/藤井 努(保険代理業)
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会員の藤井 努と申します。仕事は京都総合保険事務所の所長をしています。25年やっています。元・立誠小学校でのイベントで猪豚をやいています。テキヤのおっさんで親しまれています。前職をいえば長くなりますので今回は私なりに京都アートカウンシルに望むことを言わせてもらいます。
人間集団であってほしい、それは、言葉と感性が交差する 出会いの風景の人間集団なのである。どんなんかなと考えてほしい。生命の連鎖、地球的規模での生命の共鳴を感じとることができる非日常と日常の世界。どんなかなと思い考える空間を提供する。そんな人間集団は必要です。京都アートカウンシルに望みます。
ア−トにこだわってもよい、なぜならア−トというテ−マがあるからである。
しかし、人間の文明の発達に伴い、人間の所業は、美しいものを壊し、生態系までも狂わせ、生命の連鎖の法則を傲慢に無視してきた。だからこそア−トは時代を超え、人間の営みを告発できる力を持っているのである。
誰もが生まれた時は純粋無垢な天使なのである。しかし、天使はどこか遠くへいっちっち。成長するのと反比例、あの世でしか会えない天使様、それほど屈折と挫折が好きな人間に変貌していくのであります。
それがゆえ、時代精神が生み出され、さまざまな人間性が集団に入り乱れ創造と破壊がくりかえしていくのではないかと思います。言葉の持つ力(伝達・情報)と同時にア−トの持つ力を交差すればそこには、感性の違う人間集団が作られるのではと思うのであります。また、人に働きかける能動的集団でなければその力も発揮できないだろう。そして、美しいものを享受できる機会が作られるでしょう。京都アートカウンシルの風景は日常から非日常への窓口集団であってほしい。そういう人間に会える出会いの広場でもいいのではないか。人間の復元力をめざして、感性の泉があふれるように お祈り申し上げます。
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しゃべり場・追記(刈谷才次)
藤井さん、ありがとうございました。今回藤井さんによって、京都アートカウンシルに望む一つの「人間集団」というものが提起されました。そして現存する二つのイメージが表現されています。「生命の連鎖、地球規模での生命の共鳴」と「美しいものを壊し、生態系までも狂わせ、生命の連鎖法則を傲慢に無視してきた人間の所業」です。もしも、後者が「日常」であるならば、私はすすんで前者であるかもしれない「非日常」の「窓口」へと歩み寄って行くでしょう。「アート的視点」というものがあるとすれば「日常」に囚われないで、勇気をもって「非日常」的観点に立つことではないでしょうか?他にも様々なイメージや考え方があると思います。会員のみなさま、時にはこういったハードな論議に加わってみてはいかが?

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